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置き去りにしたもう一人の私を取り戻した日

今日5月20日は2016年に他界した弟の命日です。

そんな日の午前中、不思議な統合が起こりました。

去年の秋頃、グリット交換プログラムのモニターさんのセッションがひと段落した時、何となく自分の中にある「人魚の記憶」を見てみることにしました。モニターさんの中にレムリアの魂の人が何人かいらっしゃったせいかもしれません。

私が持っている人魚の記憶は昔瞑想中に突然見たものが一つあるのですが、それは多分魂の歴史の中でもだいぶ古いもので地球のものではないと思っています。
おそらくシリウスだと感じています。

ただ、その時は「レムリア」が気になってぼんやり浮かんだイメージもどうやらシリウスのものでは無い気がしました。
こんな記憶を見たいと思っているのに不思議なんですが、私は魂的にレムリアとあまり縁を感じていません。
スピリチュアルの世界で「レムリア」は結構人気があるキーワードのように感じていますが、レムリアと私はそもそも全く異質なもののように感じてしまうところがあり、去年見に行ってみようと思うまでは、さしてレムリアに興味はありませんでした。

でもこの時はなぜか「見に行かなきゃいけない」という気持ちになり、見に行くことになりました。

そこでわかったことは、自分と全く異質だからこそレムリアに強烈に憧れた時期が私にはあり、どうしてもその世界に行きたくて自分の「闇」の部分を封印して「レムリアの人魚」として生まれたことがあるということでした。

まるでディズニーの世界に入り込んだかのような高揚感の中、レムリアの人魚の一員として生活することはとても幸せでしたが、ある時、何かに導かれるように、海の底にある洞窟に入り込んでしまいます。
真っ暗な洞窟の奥に気配を感じ目を凝らすと、そこには力なく途方に暮れ無気力ですがるような目をした牡牛のようなツノが生えた真っ黒な鬼がいました。

鬼は私を見つけると、近寄ってこようとしましたが、力がなかったのか、少し距離を置いた先で膝をついて、ただ悲しげに私を見ていました。その目は本当に切なくて、私は胸が締め付けられるようか感覚がしましたが、「この鬼をここから出してはいけない」と思い、その場を離れてしまいます。
私がその鬼を置き去りにした時の鬼の力がなく悲しげな目は、しばらく脳裏に残ることになりました。

あの鬼は何なのか。なぜ自分があの場所で見つけることになってしまったのか。そしてどうして私は何もしなかったのか。

この時、このイメージの意味はあまり分かりませんでした。
というより、分かろうとしませんでした。
そしてしばらくして忘れました。

今朝、瞑想の時、去年のグリット交換のワークが出来上がる過程で繋がれるようになった私たちの世界の反対側の宇宙の存在、それは私たちの影でもあり可能性でもある宇宙ですが、そこと繋がることになった時、下から上がってくる漆黒の闇と上から降りてくる光が融合したそのエネルギーの中に、真っ黒な影が光の炎を噴き出しながら現れました。

真っ黒な影は筋肉隆々で鬼のような形をしていて5メートルはあるかと思われる高さがあり、頭には雄牛のような2本のツノがありました。
光の炎をバックに、目や耳、口からも炎が噴き出していて、体中からパワーが溢れ堂々としていました。
そしてなぜか、その風貌にもかかわらず、力強い優しさと私に対する思いやりを感じました。

鬼がその姿で静かに私の後ろに立ったとき、私には全てがわかりました。

自分が切り捨てた「彼」を私はやっと受け入れることができるようになった。
私はもうこれを「闇」としない。

心の奥底から、「御免なさい」が湧き上がり、そのまま号泣してしまいました。

私は自分が美しくあるために自分の影に全ての闇を押し付けて隠したことがあったのです。
けれどいろんなことが、真実とは何なのか、自分という存在はどういうものなのかをわからせてくれ、今やっと隠したものを解放しそして自分の別の側面に愛を送れるようになったように思います。そして私とは対照的に、私に裏切られ疎まれたその側面は、いつもどんな時も私に愛を向けてくれる存在であったことも知りました。
弟との記憶もまた、その投影であったのかもしれません。

静かですが、とてつもない統合の日なったように思います。

少し前から、韓国ドラマ「ミッシング」という作品を見ています。
大切なひとを失くす悲しみに不思議な形で寄り添うドラマです。
どうしようもない闇を描いてもいますが、一方で愛があり、救いがあります。
何より、このドラマを作ろうとした人々の心に不思議な感銘を受けてしまっています。

なぜ今このドラマなのかとっても不思議です。

忘備録でした。

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